2016/06/29(水)深谷かほる「夜廻り猫」6/30に書籍と電子同時発売

twitterの#今日の夜廻り猫で有名な「泣く子はいねがー」の夜廻り猫がついに一冊にまとまって発売。電子版も同時発売。書籍には初回出荷特典「夜廻新聞」が付いています。

夜廻り猫 1 今宵もどこかで涙の匂い<夜廻り猫>
KADOKAWA / エンターブレイン (2016-06-30)


うめだまりこ「渡英2年うめだまのイギリス自由帳」も電子同時発売。日本とイギリスの違いを可愛らしいコミックにした本。今EU離脱に揺れてるイギリスでどう過ごしておられるのか気になるところです。

2016/06/28(火)7/1電子本新刊は村上春樹「風の歌を聴け」「羊をめぐる冒険」など

村上春樹「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」は「Kindleセレクト 25」に選ばれたので6/30まで10%ポイント還元です。
風の歌を聴け (講談社文庫)
鼠三部作が同時に電子化。「羊をめぐる冒険」は上下巻が一つにまとまって1080円とお得価格になってます。

NHKドラマ化で話題の「水族館ガール」3巻も電子化。
水族館ガール3 (実業之日本社文庫)

ウェブサイト「ココロニプロロ」連載中、雨宮まみのコラム「穴の底でお待ちしています」本も入荷。
まじめに生きるって損ですか?

青空文庫も入荷して、銭形平次捕物控シリーズや吉川英治、江戸川乱歩の「かいじん二十面相」「怪人四十面相」とか谷崎潤一郎など豪華なラインナップの小説が並んでいます。

2016/06/02(木)エドゥアルド・ハルフォン「ポーランドのボクサー」

『ポーランドのボクサー』白水社、日本語訳が5/26に出版されたとか。
「少数派的状況を生きる自身のルーツを独特のオートフィクション的手法で探究。ユダヤ系グアテマラの鬼才による日本オリジナル短篇集。」とか複雑で面白そうですね。
ポーランドのボクサー (エクス・リブリス)
エドゥアルド・ハルフォン
白水社
売り上げランキング: 196,395

著者のインタビューを和訳してくださってるページがある。
EH:うん。あの出来事がひとつの恒星というか銀河の核になっている。あの短編のもとになったイメージ、要するに三部作のすべての源となったイメージは僕の子ども時代にさかのぼる。祖父の腕にはアウシュビッツの番号が刻まれていたんだが、僕がそれについて訪ねると彼は電話番号だと答えた。あのあたりから僕の知識欲が生まれた。「ポーランドのボクサー」の最初の一行はあの番号で始まるからね。 

 問:アウシュビッツの件についてはおじいさんから具体的に話を聞いたんだろうね。

 EH:いや、それは違う。祖父は1946年にグアテマラに来て以来、なにも過去のことを話そうとしなかった。だから腕の番号についても電話番号だと言っていた。間接的に「話したくない」と伝えていたんだね。実際になにも話してくれなかった。60年にもわたって一言も。それが、亡くなるほんの10年前になって…ようやく語りだした。死が近くなってはじめて、後世に伝えておきたいと思ったんだろう。」
「エドゥアルド・ハルフォン――ユダヤ人であると思うときの違和感」(2014年6月16日、フランコ・チアバロティによるインタビュー)より
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