2018/06/10(日)千葉雅也『動きすぎてはいけない』特別試し読み版無料

千葉雅也『動きすぎてはいけない: ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』に、特別試し読み版がKindleで配布されているのですね。知りませんでした。
序章「序――切断論」冒頭と解説の千葉=ドゥルーズ思想「読解の手引き」一部が収録されています。
正直ドゥルーズは難しくて読めていませんが、新しい解釈で読めるようになるかしら。
動きすぎてはいけない: ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学 (河出文庫)
全生活をインターネットが覆い、我々は相互監視のはざまで窒息しかけている―現代の「接続過剰」から逃走するチャンスはどこにあるのか?従来「接続を推進する」ものと見なされがちだったジル・ドゥルーズの哲学を大胆に読み替え、「切断の哲学」を提示した本書は、人間の弱さや「有限性」をこそ思考する、世界的に特異な「生成変化論」である。巻末に千葉=ドゥルーズ思想を読み解くための手引付。紀伊國屋じんぶん大賞2013/第5回表象文化論学会賞受賞。

2018/06/09(土)原尞『そして夜は甦る』第36章までnoteで読める

原尞による14年ぶりの新作『それまでの明日』を3月1日刊行を記念して、デビュー作『そして夜は甦る』が早川書房noteで第1章から第36章まで公開されています。
原尞の伝説のデビュー作『そして夜は甦る』全文連載まとめ|Hayakawa Books & Magazines(β)
沢崎シリーズ第1作なので、試し読みにぴったりですね。
そして夜は甦る (ハヤカワ文庫 JA (501))
西新宿の高層ビル街のはずれに事務所を構える私立探偵沢崎は、ひょんなことから、行方不明となったルポライターの調査に乗り出すことに——そして事件は過去の東京都知事狙撃事件の全貌へと繋がっていく……。いきのいい会話と緊密なプロット。レイモンド・チャンドラーに捧げられた記念すべき長篇デビュー作。

2018/06/07(木)山内マリ『選んだ孤独はよい孤独』のスピンオフ掌篇二作が無料公開

5/26に刊行された、山内マリ『選んだ孤独はよい孤独』のスピンオフ掌篇二作「二〇一八年のイニシエーション」「一年後」が一週間限定で無料で公開しています。
失恋だけが男を成長させるのか?|選んだ孤独はよい孤独|山内マリコ|cakes(ケイクス)
試し読みに最適ですね。6/13まで。
選んだ孤独はよい孤独
地元から出ないアラサー、女子が怖い高校生、仕事が出来ないあの先輩…誰もが逃れられない「生きづらさ」に寄り添う、人生の切なさとおかしみと共感に満ちた19編。情けなくも愛すべき男たちの「孤独」でつながる物語。「女のリアル」の最高の描き手・山内マリコが「男のリアル」をすくいあげる。

2018/06/06(水)石川博品『海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと』全文公開

4月に刊行された、石川博品『海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと』がカクヨムで全文無料公開されています。
石川博品『海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと』|FBonline
本屋に行かなくてもネットで立ち読みして本を買えてありがたい。
公式サイトは、壁紙も無料でダウンロードできます。
海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと
上原蒼は海辺の病院を訪れる。突如として謎の奇病に冒されたかつての仲間たちの殆どは死に絶え、生き延びた者たちもいまだに退院できていない。蒼は"あの日"起こった出来事を語る。とある地方都市に蔓延した、大人が死に至り、子供に力が宿る病のこと、そして戦いの結末を――。

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