2016/12/04(日)姉崎あきか『狼ゲーム』1巻2巻無料試し読み
1巻は12/7/16:59まで、2巻は12/8/16:59までの限定配信です。
あわせて「アトカタモナイノ国」「闇に走れば」も無料配信されています。
「明日、ワンダーランドで人を殺します」 エミルはミステリ研究会の先輩・伴田と、テーマパークの人気アトラクション「人狼マンション」に入館する。入館者のなかには、逃走中の強盗殺人犯がいた。皆の協力により、強盗は拘束される。直後、アトラクションの演出でホールが暗転する。灯りがつくと、強盗とひとりの女性が殺されていた……。
ふたつの死体とともにアトラクション内に閉じこめられた乗客たち。混乱する状況のなか、室内探索とボディチェックが行なわれる。しかし行方不明の凶器は発見されなかった。「X」と名乗る謎の少年が、乗客のひとりに嫌疑をかけようと会話を誘導する。エミルは反論するが、すでに二度目の暗転が間近に迫っていた……。
2016/12/03(土)講談社「冬☆電書」上巻100円&合本20%OFFセール(2)
戦前の大阪。瀬戸俊介は、両親を破産させ甘言で妾にした姉まで死に追いやった新興財閥総帥の灘尾儀一郎の殺害を誓う。偶然知り合った町工場主の春日は、自分の裏稼業は詐欺師だと明かす。「殺すな、かたきは取ってやる」。俊介の全財産で雇われた詐欺師たちは灘尾財閥破綻に向け、壮大な詐欺を仕掛け始める
紀元九年、安漢公・王莽が前漢を乗っ取り新帝国を建てる。だが儒教原理主義的な政策は民衆の反発を呼び、「赤眉の乱」が発生。漢帝室の血を引く豪族・南陽劉氏の御曹司劉秀も武張った兄劉演たちとともに否応無く反乱に巻き込まれてゆく。後漢帝国の創始者、光武帝劉秀の活躍を描く、新感覚の中国歴史巨編。
能登の古墳で若い女性の惨殺死体が発見された。「伝説のために、人が殺される」。謎の女から電話があった直後、今度は青森の湖に死体が浮かぶ。事件の鍵はかつて日本中を震撼させた「竹内文献」に。モーゼ、キリスト、天の浮船まで登場する超古代文書が新たな悲劇を招く。
昭和三十八年。福岡県の三池炭鉱で大規模な爆発事故が起きた夜に、一人の警察官が殺された。その息子・猿渡鉄男は、やがて父と同じく地元の警察官となり、事件の行方を追い始める。労働争議や炭塵爆発事故の下、懸命に生きる三池の人々と、「戦後の昭和」ならではの事件を描いた、社会派大河ミステリー。
2016/12/02(金)講談社「冬☆電書」上巻100円&合本20%OFFセール(1)
獣ノ医術師の母ソヨンと暮らす少女エリン。闘蛇を死なせた咎で処刑される直前、母は不思議な指笛で娘の命を救う。母と同じ道を志したエリンは、傷ついた王獣の子リランに出会う。決して馴らしてはいけない聖なる獣・王獣と心を通わせる術を見いだしたエリンは、やがて王国の命運を左右する戦いに巻き込まれていく――。世界中で愛される、苦難に立ち向かう少女の物語。
在日米軍基地で発生した未曾有(みぞう)の惨事。最新のシステム護衛艦《いそかぜ》は、真相をめぐる国家間の策謀にまきこまれ暴走を始める。交わるはずのない男たちの人生が交錯し、ついに守るべき国の形を見失った《楯(イージス)》が、日本にもたらす恐怖とは。日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞、大藪春彦賞をトリプル受賞した長編海洋冒険小説の傑作。
全財産は、3円。私はささいなきっかけで大手証券会社勤務からホームレスに転落した。寒さと飢えと人々からの侮蔑。段ボールハウスの設置場所を求め、極貧の日々の中で辿りついた公園で出会った占い師と美形のホームレスが、私に「宗教創設計画」を閃かせた。はじき出された社会の隅から逆襲が始まる!
鄭の美しい公女への、乱世の英雄たちの愛執。 中原の小国鄭(てい)は、超大国晋と楚の間で、絶えず翻弄されていた。鄭宮室の絶世の美少女夏姫は、兄の妖艶な恋人であったが、孤立を恐れた鄭公によって、陳の公族に嫁がされた。「力」が全てを制した争乱の世、妖しい美女夏姫を渇望した男たちは次々と……。壮大なスケールの中国ロマン、直木賞受賞作。
薩摩藩の軍医として戊辰戦役に従軍した高木兼寛は、西洋医術を学んだ医師たちが傷病兵たちの肉を切り開き弾丸を取り出す姿を見聞し、自らの無力さを痛感すると同時に、まばゆい別世界にあこがれる。やがて海軍に入った兼寛は海外留学生としてイギリスに派遣され、抜群の成績で最新の医学を修め帰国した。
2016/12/01(木)冲方丁まるごと試し読み合本と「クラシックなんていかがですか?」
【収録作品】
〇小説
『天地明察』(KADOKAWA)…第7回本屋大賞受賞作
『光圀伝』(KADOKAWA)…“熱き虎”の一代記
『はなとゆめ』(KADOKAWA)…清少納言の生涯
『決戦!関ヶ原』収録「真紅の米」(講談社)…全く新しい関ヶ原の戦い
『マルドゥック・スクランブル』(早川書房)…第24回日本SF大賞受賞作
『黒い季節』(KADOKAWA)…記念碑的デビュー作
『ばいばい、アース』(KADOKAWA)…初期傑作ファンタジー
『微睡みのセフィロト』(早川書房)…傑作SFハードボイルド
『オイレンシュピーゲル』(KADOKAWA) …近未来SFアクション
『スプライトシュピーゲル』(KADOKAWA) …特甲児童たちの戦いの日々
『もらい泣き』(集英社)…泣けるショートストーリー
『十二人の死にたい子どもたち』(文藝春秋)…初の現代長編ミステリー
〇コミック
『天地明察』(講談社/漫画:槇えびし)
『光圀伝』(KADOKAWA/漫画:三宅乱丈)
『マルドゥック・スクランブル』(講談社/漫画:大今良時)
『オイレンシュピーゲル』(講談社/漫画:二階堂ヒカル)
『ピルグリム・イェーガー』(少年画報社/作画:伊藤真美)…魔狩人たちを描く歴史大作
『蒼穹のファフナー』(講談社/漫画:松下朋未)…謎の生命体と闘う少年少女の物語
著者の田中マコトさんは、武蔵野音楽大学在学中に『のだめカンタービレ』の取材で二ノ宮知子先生と出会い、漫画家を目指したという異色の経歴の持ち主。その方がクラシック音楽を“これでもか”というくらいにかみくだいて紹介しています。
誌面のQRコードをスマホで読みこめば、音が聴ける特設ページで紹介されている曲が聴けるそうです。
「バッハ働くお父さん」「ベートーヴェンは汚部屋住人」などの音楽家面白話や、 楽器奏者のあるある話、そしてクラシックコンサートでのマナーなど、 「へぇそうなの?」というネタが盛りだくさんで、楽しく読むことができます。