2017/03/03(金)清水玲子「秘密」期間限定無料と「スウィングしなけりゃ意味がない」
佐藤亜紀先生の新刊「スウィングしなけりゃ意味がない」出ました。第1章分46pしっかり試し読みできますよ。
電子版の著者あとがきは、単行本に入りきらなかった分まで収録されたロングバージョン。参考資料記載付きの30ページに及ぶものだとか。美しい装丁を取るか、完全バージョンの後書きが入った電子版を取るか、迷うところです。
1939年ナチス政権下のドイツ、ハンブルク。軍需会社経営者である父を持つ15歳の少年エディは享楽的な毎日を送っていた。戦争に行く気はないし、兵役を逃れる手段もある。ブルジョワと呼ばれるエディと仲間たちが夢中なのは、“スウィング(ジャズ)”だ。敵性音楽だが、なじみのカフェに行けば、お望みの音に浸ることができる。ここでは歌い踊り、全身が痺れるような音と、天才的な即興に驚嘆することがすべて。ゲシュタポの手入れからの脱走もお手のものだ。だが、そんな永遠に思える日々にも戦争が不穏な影を色濃く落としはじめた……。一人の少年の目を通し、戦争の狂気と滑稽さ、人間の本質を容赦なく抉り出す。権力と暴力に蹂躙されながらも、“未来”を掴みとろうと闘う人々の姿を、全編にちりばめられたジャズのナンバーとともに描きあげる、魂を震わせる物語。
著者のサイトで関連した曲も紹介されています。
『スウィングしなけりゃ意味がない』サウンドトラック - Vie et opinions de Sato Aki, "tamanoir" ——大蟻食の生活と意見
2017/02/21(火)「ひとり暮らしのOL」1巻無料と堀江貴文『錬金』森博嗣「私たちは生きているのか?」
今日も、一日、がんばれない。月曜日がイヤすぎて泣いてみたり、することが無さすぎてボ~~っとホコリを眺めてみたり…。一生懸命毎日を耐え忍ぶ、不憫可愛いOLショート漫画
2/21発売の堀江貴文『錬金』がcakesで2/7から第1章+2章冒頭が先行掲載されています。
森博嗣「Wシリーズ」第5作がKindle化。プロローグがためしよみできます。
脱走したウォーカロンたちが潜んでいるというアフリカにあるコミューンへやって来たハギリたち。彼らはそこで、新しい生命のあり方を体験する
「ひさしや、ミミズク」今日も座敷牢の暗がりでツナは微笑む。山中の屋敷に住まう下半身不随の女の子が、ぼくの秘密の友達だ。彼女と会うには奇妙な条件があった。「怖い話」を聞かせるというその求めに応じるため、ぼくはもう十年、怪談蒐集に励んでいるのだが……。ツナとぼく(ミミズク)、夢と現(うつつ)、彼岸と此岸が恐怖によって繋がるとき、驚天動地のビジョンが“せかい”を変容させる。
2017/02/03(金)山口幸三郎『探偵・日暮旅人』「地中の詩」無料配信
短編「地中の詩」収録。不思議な親子に興味を惹かれた陽子は、探偵事務所を度々訪れるようになる。そして、旅人が持つある“能力”を知ることになる。匂い、味、感触、温度、重さ、痛み。旅人は、これら目に見えないモノを“視る”ことができるというのだが――?
2017/01/31(火)「COCORA 自閉症を生きた少女1」2/9まで無料配信
ダウンロードしておけば期限を過ぎても読めます。今のうちに1巻をお試しゲットしておきましょう。
自閉症スペクトラム障害である著者が、自身の半生をもとに描いた自伝的小説である。幼い頃から「変わった子 」と言われて育ってきた心良が、小学校入学とともに出会ったのは、理不尽な暴力教師「鈴本」だった……。誰にも理解されない障害を抱え、もがきながら、戸惑いながら、全てのものと闘いながら、それでも必死に生きていく。自閉症スペクトラム障害の少女の「闘いの軌跡」。